2019年5月の活動報告


《例会》

日時:526日(日)133017:00

場所:四日市市総合会館 3階 療育訓練室

参加者: 計14名

 

第一部13301500 『実践吃音改善』 担当:H&T

 

まず初めに順番に近況報告をしました。その後、発声練習として『中学生人権作文コンテストの優秀作品』を1人1ページずつ順番に朗読しました。メトロームのテンポに合わせて読む人、自分なりのペースで読む人さまざまでした。この後、司会進行の練習を予定していましたが、時間が足りず出来なかったのでまたの機会にやりたいと思います。  (T

第二部14:3017:00 『要約で読む研究論文』 担当:Y

 

吃音はこれまで多くの研究がされてきています。今回は要約していくつか紹介しました。

<研究>という言葉に、皆さんはどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか?おそらく、「難しそう」というような感じなのではないかと思います。僕自身も、かつてはそうでした。しかし、今では「難しそう」ではなく、「小難しい」と思っています。

 

 そう。実は、研究は決して難しくはありません。ただ、「難しそうに見える」だけなのです。今回の例会では、研究成果の発表方法のひとつである論文の仕組みを解説した上で、具体的に4つの事例を紹介しました。

 

 論文は概ね「はじめに」、「方法」、「結果」、「考察」から成り立っています。ざっくりといえば、それぞれ「こんな動機から」、「このような人々を対象に、こんな手続きで」研究を実施したら、「こんな事実が分かったので」、「その事実からこんなことを考えました」という具合だと言っていいでしょう。このような形式、すなわち「作法」が求められるが故に、その「作法」に慣れていない人にとっては、とっつきにくいように思えるに過ぎないのです。

 

 具体例を挙げると、例会でも取り上げた「飯村大智:吃音者の就労と合理的配慮に関する実態調査.音声言語医学582017年」では、「吃音のある人は就労で苦労しており、配慮が必要とされる場合があると考えられるから」、「主に言友会の会員を対象に就労についてのアンケートを配布・回収して集計してみたら」、「求める配慮としては、吃音を理解して欲しいとか、受け入れて欲しいというような回答が多かった一方で、言葉の先取りや電話の免除を求める回答は少なかったので」、「吃音のある人が就労で求めているのは、何らかの業務の免除などの具体的な配慮ではなく、吃音に対する正しい認識なのかも知れないと考えた」…というような感じです(このまとめには、ヨコイ個人の解釈も入ります。念のため)。

 

 研究は、私たち当事者のために取り組まれるべきものです。どんどん論文を読んで、どんどんツッコミをいれていきましょう!                                                                         (Y)